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沈堕の滝

かの「雪舟」が描いた名瀑

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 室町時代の水墨画家「雪舟」が「鎮田瀑図」を画いたことでも知られる「沈堕(ちんだ)の滝」は、阿蘇-4溶結凝灰岩の岩壁が崩落してできた滝で、雄滝(幅100m、高さ20m)と雌滝(幅10m、高さ18m)の2つの滝があります。

 明治42年(1909)、大分~別府間を走る別大電車のために豊かな水量を活用した沈堕発電所が運転を開始。滝の上流部には幅115m、高さ5.5mの沈堕ダムが建設されました。

 沈堕の滝は、大野川層群、砂礫層、阿蘇溶結凝灰岩の3つの層からなっています。砂礫層は滝の落水で浸食されていき、その上部に堆積した阿蘇溶結凝灰岩は自重に耐えきれず崩壊を繰り返してきました。

 平成8年(1996)から平成11年(1999)にかけ、九州電力㈱は沈堕ダムの保全のため滝の崩壊を防止し、あわせて滝の景観を保全するための補強工事を実施。その際、滝から流れ落ちる水流を最も美しく、さらに昔日の面影に近づけるべく、工夫を凝らした工事が行われました。

 沈堕の滝は、平成19年(2007)、国の登録記念物の指定を受けました。阿蘇溶結凝灰岩を石材として造られた沈堕発電所跡は、近代化遺産にもなっています。

 また、BRUTUS 2011年8月15日号の特集「神が宿る日本の絶景88」のひとつにも選ばれています。

資料

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